運転席から助手席をコントロールするスイッチ（ステルス加飾スイッチ）開発に向けたプロジェクトの進捗です！　前回の記事はこちら アルプスアルパインでは、開発センターのメンバーと共に、社内でプロジェクトを発足させ検討を重ねてまいりました！ 今回は少しですが、進捗状況をお知らせします！ まずは、どの機能をスイッチでコントロール（制御）させるか？　ですが 9/13の有明ガーデンのオフ会の時に皆様から物理スイッチで実行させたい機能についてご意見をいただきまして、 まずは、本プロジェクトの元々のご意見である「助手席の位置のコントロール」をベースに議論を始め、 その中で「運転中にやりたいこと/動作させたい機能と、止まっている時に使用する機能は、スイッチの場所を変えたほうが良い」との意見を鑑みて 今回は「止まっている時に使用する機能」にフォーカスをしました。 具体的には「助手席の位置のコントロール」に加え、意見をいただいた「トランク、フランク、ダッシュボードの開錠」ができる、デバイス開発を始めました！ 理想的な姿は「自分の欲しい機能を割り当てたい！」とは理解してますが、一足飛びに出来ないという、現実もあり・・・ 実際に今回の物理スイッチで制御できる機能は以下の８機能を予定しております！ ①助手席シートを前に移動 ②助手席シートを後に移動 ③助手席シートを前に傾ける ④助手席シートを後に傾ける ⑤助手席のドアを開錠する ⑥トランクを開錠する ⑦フランクを開錠する ⑧ダッシュボードを開錠する スイッチのイメージは↓で、普段は隠れており、手をかざすとスイッチが光る！「静電式のステルス加飾スイッチ」となります。 ※画像はあくまでイメージです。 場所は↓のセンターコンソールボックスへの取り付けを考えております。   カラーもセンターコンソールボックスと同色として、普段はスイッチは見えず、手をかざすとスイッチのデザインが現れる！！ 近未来的なカッコいいスイッチとなる予定です！ご期待くださいませ！ ちなみに今回のスイッチについてはアルプスアルパインの技術がふんだんに盛り込まれておりまして、その一部である加飾印刷の技術をご紹介！ 簡単に説明させていただくと、弊社は熱による印刷技術である「熱転写印刷技術」というものを持っておりまして、 フィルムに予め画像を描き、それを対象物に貼り付けて転写させることで、デザイン性豊かな印刷をすることができます！ これを、弊社の強みである静電技術と組み合わせ「熱転写加飾印刷」というものを開発しました。 この印刷技術と光を当てると文字やデザインが浮かび上がる特殊なインクを使うことで、 「木目・金属調にしか見えない平面に、操作可能なデザインを浮かび上がらせる」ことができるのです！ 以上、弊社のPRでした！（笑）　　詳細はこちら 今回はまずは試作品ということもあり、弊社の車両 2021年式のモデル3の対応品を想定してます。（最新車両モデルではございません） 尚、次回よりプロジェクト名を「ステルス加飾スイッチ」に変更いたします！ 是非、続報をお待ちください！